聴こえと補聴器

 耳の構造

   「外耳」耳介から鼓膜まで

   「中耳」鼓膜から蝸牛の手前まで

   「内耳」蝸牛や三半規管

 難聴の種類 

  「感音難聴」

   内耳(蝸牛)の有毛細胞機能低下もしくは聴神経や

   脳障害による症状は進行し高度難聴になる可能性がある

   原因:加齢によるものが最も多く,年齢には個人差がある 

   「伝音難聴」

   外耳道や中耳(鼓膜など)での障害 

   感音難聴と比べると比較的軽度な難聴 

   原因:外耳や中耳の病気

        慢性中耳炎-慢性の炎症により鼓膜に穴があく病気

        滲出性中耳炎-鼓膜の奥の中耳に液体がたまる病気 

「混合性難聴」感音性難聴と伝音性難聴が混在している状態 

 補聴器の種類  

  「耳かけ形」やや大きさがあるので色々な機能が付けやすく,

        マイクとスピーカーが離れているので,ボリューム

        を上げてもハウリングを起こしにくいため大きな音

        で聴くことができる。

        耳穴形より安価 

     欠点-耳の裏の汗などで壊れたり錆びやすい,

        スポーツなどの際に外れやすい

        眼鏡の邪魔になりやすい 

  「耳あな形」レディメイド(既製品)とオーダーメイドがある

        大きさにもよるが目立たないのが特徴

        スピーカーが耳に近いためより自然な音で聞くこと

        ができる 

     欠点-マイクとスピーカーが近いためハウリングが

        起きやすい

        サイズが小さいためあまり機能や調整のつまみが

        つけられない

       (機種によりオプションでリモコンを付けられる)

        小さいので無くしやすい

        レディメイドの場合,聴力障害を避けるため最低限

        のパワー しかないため,満足する聴力を得られない

        場合もある。